中世越後は、室町幕府を開いた足利尊氏の従兄弟上杉憲顕が初代守護となり統治にあたりました。ところが、鎌倉時代から勢力を誇る豪族たちが柏崎にひしめき合い、越後は米山を境に2分されていました。そこで柏崎の豪族たちを牽制するために、第三代越後守護上杉房方は、国府に次ぐ政庁を上条城に築き末子清方を配置しました。越後毛利氏は、鎌倉時代からこの地に居城を構え、西国最大の戦国大名となった毛利元就の祖となる家柄です。この間300年もの永きにわたりこの地を統治しました。一方、上条上杉氏は、越後毛利氏や斎藤氏など有力な豪族を牽制するために上条城に配置され、関東管領や越後守護職を輩出し、越後守護上杉家の全盛期を支えた家柄です。しかし、上条上杉氏の祖清方の孫にあたる第七代越後守護房能は、上杉謙信の父守護代長尾為景の謀反に遭いました。この出来事は越後の下克上と云われ、戦国時代のはじまりともなりました。この房能にまつわるお話が地元では綾子舞伝説として今なお語り継がれています。綾子舞は、この伝説を物語る伝統芸能であり、500年もの間、初期の歌舞伎踊りとして受け継がれてきました。綾子舞は国重要無形民俗文化財に指定されています。
【見学・お土産】庄屋風の建物で、国の重要無形民俗文化財に指定されている綾子舞の衣装などが展示してあります。また、綾子舞に関連するお土産もあります。
【温泉・夕食・宿泊】広田鉱泉の発祥は、天保の末頃で新潟県屈指の薬湯として知られています。また、夕食には、地元の食材を使った薬膳料理をお楽しみください。
【見学】入定堂は、安永8年(1779)に建立、堂宇拝殿格天井の絵は、岡野町の画家村山致道の作であり、また同じく、梵字は乙宝寺の高僧楡伽僧正の書となっています。
【散策】中世越後において約300年間の永きにわたり、この地を統治した北条毛利氏に所縁のあるお寺や神社、城跡などの史跡を散策します。

【昼食】北条地区に伝わる郷土料理をお楽しみください。