
新潟県柏崎市は、人口約9万5千人、新潟県のほぼ中央に位置し、日本三大薬師の一つである米山など恵まれた自然と伝統文化を背景に、機械金属工業を中心とした「ものづくりのまち」として発展してきました。現在、柏崎市内には約400社が集積し、切削加工、製缶、メッキ、鋳造、プレス、金型など基盤技術がしっかりしており、世界に誇れる技術があります。
元来、柏崎は交通の要衝として商業で栄えたまちです。江戸時代になると佐渡の金を江戸まで運ぶ金の道(北国街道)の宿場町として発展し、港など交通の要衝の地となっていました。
このような地の利を活かし、当時高級品として富裕層に人気のあった縮(反物)を、江戸や京阪地区を中心とした上流階級を相手に行商し、地域経済は豊かになり北陸随一の富裕な町として繁栄しました。
同時に、縮商人による中央からの文化の移入も行われ、コレクションのまちと云われる柏崎独特の文化は、この時築かれたものと云われています。記録には、当時の縮商人は2千人とされており、「縮商人にあらざれば柏崎人にあらず」と云われるほどでした。
明治時代になると、30年に石油が柏崎で噴出したことにより、日本ではじめて製油会社が設立され、石油や資材の運搬で町は空前の活況を呈しました。この成果が今日の機械金属工業発展の基礎となり、関連企業の設立もあいまって、近代産業都市への急成長に繋がって行きました。
現在では、石油産業に代わり、世界一の発電量を誇る原子力発電所が建設され、エネルギー都市としても飛躍的な成長を遂げています。また、十万人に満たない地方都市でありながら、新潟産業大学・新潟工科大学といった2つの4年制大学も有しており、教育にも力を入れています。
柏崎の観光は、景勝地として名高い米山福浦八景や42㎞の海岸線に15の海水浴場を有していることもあり、夏の海観光が中心となっています。平成18年度においては、夏季のシーズンが主体となって、年間380万人の観光客が新潟県柏崎を訪れています。こうした中、現在では、海観光だけではなく、平成17年に合併した高柳町と西山町の豊かな地域資源を活かそうと、柏崎七街道事業や柏崎観光ナビ構築事業に取り組み、新たな柏崎の魅力づくりに挑戦しています。